2018.02.04サイエンス×キムラシカ
タマゴがはずむ
歯を溶かすのはむし歯だけではない!!
近年、むし歯、歯周病に次ぐ第3の疾患として注目されている酸蝕歯(さんしょくし)
通常は、一時的に酸性のものが口の中に入ってきても唾液のチカラで中和され問題とならないのですが、長時間、もしくは繰り返し酸性の強いものに触れていると歯の表面が溶けてきます。
歯を溶かす=コーラなどの炭酸飲料!!
というイメージが強すぎるせいか、酸蝕歯が疑われる方に心当たりがないか聞いてもすぐにはでてこないのですが、よくよく質問していくと意外と多いのが
「全身の健康のため」
と飲んでいる黒酢やサプリメントが原因であることです。就寝時は唾液の分泌が極端に少なくなるので、そういったものを就寝前に飲んでそのまますぐに寝てしまうと中和されることなく歯が溶けてしまいます。
習慣ついたことはなかなか辞めづらいと思うので、水やお茶で口をすすいで酸を少しでも薄めてやるなどの対策が必要となります。
下の動画をご覧ください。
これはタマゴを食酢に浸して作ったもので、殻が溶けて、外側はタマゴの膜だけになりツルツル、ゴムボールのようにボヨヨーンとタマゴがはずみます。